乳酸菌の種類と効果について

人の腸内細菌は500~1000種類ほどと言われています。そして、その腸内細菌のバランスを戻す乳酸菌は、350種類以上発見されたと言います。発見されていないだけ、という乳酸菌も、もちろん存在しているわけです。
乳酸菌の補い方は人それぞれだと言うけれど、これだと多すぎてどうしたらいいかわからない!
今回は、いくつかの乳酸菌をとりあげ、効果についても述べていきたいと思います。



*ラクトバチルス属カゼイ菌YIT9029株
別名ヤクルト菌。昭和10年から飲料「ヤクルト」に使われている乳酸菌です。消化液に強く、生きたまま腸の中に入っていきます。腸内のビフィズス菌を増やしてくれる効果があります。



*ラクトバチス属ガセリ菌OLL2716株
別名LG21乳酸菌。明治が発見したものです。
他に比べ、胃の中で生きる力が強く、ピロリ菌の活動を抑える効果を期待されている状態。



*ラクトバチス族アシドフェルス菌L-92株。
カルピス社が発見。L-92とも呼ばれています。アトピー、花粉症といった、アレルギー症状の緩和が期待されています。



*植物性乳酸菌HSK201
ドイツの伝統発酵食、ザワークラフトに含まれている乳酸菌で、生きて腸まで届き、腸内の最近バランスを整えます。



*ラクトバチルス・ブルガリクス・OLL1073R-1
R-1乳酸菌と呼ばれる、近年インフルエンザ対策として有名になったものですね。
この乳酸菌は、特許を取得しており、明治が独自培養しています。NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させ、風邪やインフルエンザなどのウイルス性の疾患リスクを下げる効果があるといいます。



*ラクトバチルス属ガセリSBT2055株
別名ガセリ菌SP株。
雪印メグミルクが発見しました。
生きたまま腸まで届き、完全に生きたままで腸まで届けられ、長くとどまるということが科学的に実証されている。



*ガゼイ菌NY1301株
人由来の乳酸菌の1つ。消化液に強く、生きたまま腸まで届くことができます。
ウェルシュ菌などの悪玉菌の数を減らし、ビフィズス菌などの善玉菌を増殖させることができる、優れもの。



*TUA4408Lな乳酸菌。
長野県の伝統発酵漬物の「すんき漬け」から発見されています。植物由来の乳酸菌となっています。効能としては、血中コレステロールの低下、肝臓の脂質蓄積を抑制するというものが確認されています。

いかがでしたか?ここで紹介したものは、ほんの一部にすぎません。また、これらが本当に、今読んでくださっている方のカラダに合うモノを探していただきたいと思います。他にも沢山乳酸菌はあるのですから、焦らずにゆっくりと選んでいくのが、一番いいのではないかと思います。